高齢の患者さんが多く生体弁の使用率が高くなっています。
近年、高齢の大動脈弁狭窄症が増加傾向にあります。最高齢は87歳。弁置換をして元気に退院されました。
放置すると数年で突然死に至ることの多い非常に予後不良な疾患です。
高齢であっても治療の是非にかかわらず一度気軽にご相談ください。
僧帽弁形成術を第一選択とし積極的に施行しております。
後尖病変に対しても積極的に人工腱索を用いた形成術を行い良好な結果を得ております。
無症状であっても治療の必要性があり予後が左右される場合があります。
患者さんの病態・背景を十分考慮して相談します。
主に僧帽弁との同時手術となることが多く、リングを用いた三尖弁輪形成術を行います。
冠動脈バイパス術のほぼ全ての症例を心拍動下に行っており、心臓への負担を出来るだけかけないようにしています。
当科の奈良原はこの手術コンテストで優勝をしています。
▪️狭心症、心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術
▪️左室瘤に対するDor手術等の左室形成術
▪️心室中隔穿孔や乳頭筋断裂などの心筋梗塞機械的合併症に対する手術
▪️心房細動に対するMAZE手術
ほとんどの症例では僧帽弁との同時手術でMAZE手術専用の心筋焼灼機を用いて行なっています。
他院からの緊急搬送症例が多く、迅速に対応しております。
2010年3月〜2014年1月までの連続51例の緊急手術での手術死亡率は5.8%と非常に良好です。
弓部や下行大動脈人工血管置換術
▪️胸部大動脈瘤脈ステントグラフト治療 ※2008年 実施施設認定取得
2010年3月〜2016年12月までの待機手術連続130例での手術死亡率は0%です。
▪️低侵襲治療に積極的に取り組んでいます。
▪️胸部大動脈瘤脈ステントグラフト治療 ※2007年 実施施設認定取得
▪️人工血管置換術
▪️破裂例など、極めて迅速に対応しております。
バイパス手術、血管内治療などエビデンスにより確立されたガイドラインに沿った治療法を選択します。
患者様、ご家族様とよく相談して、患者様のQOLを重視した治療を提案します。
症例が多く専門外来を開設しております(毎週水曜および木曜の午後)。
▪️ストリッピング手術は、原則1泊2日の入院スケジュールで行なっています。
▪️ラジオ波カテーテル手術は、専門資格を持った実施医が丁寧に担当しています。
2012年は129例のブラッドアクセス手術を施行いたしました。
▪️心臓血管外科が専門ですので、十分なノウハウを積んでおります。
▪️困難症例やトラブル症例も気軽にご相談ください。