下肢静脈瘤は、血管の病気ですが症状は皮膚に現れます。
そのため、原因である血管の治療と症状である皮膚の治療の両方が必要となります。
当センターは、心臓血管外科と皮膚科とが連携して診療にあたっており、
軽症から重症まできめ細かな対応が取れる体制となっています。
足の血管の膨らみが最近になって気になる方も、
ずっと以前から気になっている方も、一度、外来でご相談いただければと思います。
足の血管がこぶのように膨らみ曲がりくねっている、足がむくむ、重だるい、皮膚が茶色く色づいてきた…これらは下肢静脈瘤の症状です。
下肢静脈瘤は、わりと多くみられる病気ですが基本的には命にかかわる病気ではありません。しかし、自然に治ることはなく、放っておくと皮膚病変が悪化し治療が難しくなることがあります。
当センターでは、心臓血管外科と皮膚科が連携して、患者さまと一緒に最適な治療を考えます。
気になる症状がありましたら一度、お気軽にご相談ください。
下肢静脈瘤のある足
潰瘍となってしまった足
従来のストリッピング手術に加えて、ラジオ波カテーテル手術、Stab Avulsion法による静脈瘤切除術など最新・最適な治療を提供しています。
また、合併する皮膚病変には、皮膚科医による専門治療が受けられます。
弾性ストッキングで足のむくみを予防します。症状の緩和や、静脈瘤の悪化を予防する効果が得られますが、根本的に病気が治るわけではありません。
下肢静脈瘤センターでは、患者さまお一人お一人の病状に合わせて治療方法を一緒に相談していきます。手術は、血液逆流を起こしている血管を、機械を使って小さな傷から抜き去る「ストリッピング手術」と、特殊なカテーテルを用いて血管を内側から焼灼する「ラジオ波カテーテル手術」とがあります。2つの手術方法の特徴は以下の通りです。
ラジオ波カテーテル手術 | ストリッピング手術 | |
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3割負担の場合 | 10〜11万円 | 9〜10万円 |
2割負担の場合 | 7〜8万円 | 6〜7万円 |
1割負担の場合 | 3〜4万円 | 3〜4万円 |