入院から退院までの経過を表しています。
疾患を治療し、再び元気な身体と生活を取り戻すまでにはいくつかの越えなければならないステップがあります。
そのそれぞれについて入院中は出来る限り不安のないようにお話していきます。
患者さまと一緒に乗り越えて行けるように最大限のサポートを致します。
入院が決まりましたら、当院4階の入退院窓口で次の手続きをしてください。
・入院のご案内
・入院手続き、必要書類
・入院時の持ち物、入院生活のご案内
入院後、必要な術前検査を実施します。
・血液検査、ABI、CT
・UCG 心臓超音波検査
・CAG 心臓カテーテル検査 等
外来や前医で既に施行されている場合もあります。
術後は ICU(集中治療室)で全身管理を行います。
医師、薬剤師、看護師、臨床工学士、理学療法士などの多くのスタッフが全身管理を支えます。
看護師や理学療法士のリハビリは術後早期ベット上からはじまります。
歯科医師による専門的な口腔ケアも、術後の状態に合わせてすすめていきます。
全身状態が落ち着いてきましたら、ICUから一般病棟へ転棟します。
ベットサイドからリハビリ室でのリハビリとなり、患者様自身にも頑張っていただかなければなりません。
内服薬の調整や創部の管理、術後の検査、薬剤師による薬の説明と服薬指導、栄養士による退院後の食事指導など退院へ向けて備えていきます。
退院後の生活について、患者様、ご家族様と十分に相談をした上で、いよいよ退院となります。
退院後は今まで通りの、そして今まで以上の生活を取り戻していただきます。
しかし、退院後しばらくは、本調子でないことも少なくありません。
心配なことがありましたら、遠慮なく連絡してください。
退院後の外来予定は、退院時に紙に印刷してお渡しします。
退院後安定した段階で、地域の連携医療機関へ通院し、投薬等を含めた日常管理をしていただくことがあります。
「患者様が元気で長生きする」という大きな目的の為には、手術をすることだけでなく、その後の"かかりつけ医と共に歩む日常管理"を大切に考えています。
かかりつけ医をお持ちでない患者様へは、信頼する先生をご紹介いたします。
必要に応じて、かかりつけ医の先生方の日常通院と平行して、当科への通院もしていただいております。